「歩き始めや,階段の上り下りの際に膝が痛い」
「健康のためにウォーキングしたいが膝が痛くて億劫になる」
など皆様のように膝の痛みで悩んでいる人はかなり多いです.
この記事ではO脚(オーキャク)による膝内側の痛みの原因の一つについて解説し,対処方法をお伝えします.
O脚とは
正しくは内反変形と言います.(膝から下が内側を向いている)
O脚X脚はその変形した下肢の形からそう呼ばれています.
O脚の原因
O脚の原因はたくさんありますがほとんどは下行性の運動連鎖からなります.
つまり猫背のように背中が丸くなる姿勢から股関節→膝関節へと連鎖していきます.
骨盤が後傾すると股関節が開くのでO脚になっていきます.
そのため,骨盤が後ろに倒れないような身体作りをしていく事が重要になります.
O脚チェック
実際にチェックしてみましょう.
当てはまっている人は以下の運動を徹底して実施することをお勧めします.
O脚の対処方法
基本的には骨盤が後傾している場合,骨盤を前傾させる筋肉を強化し,骨盤を後傾させている筋肉をストレッチしなければなりません.
腹筋のストレッチとして胸椎伸展運動を行う
◆胸椎伸展運動(パピー)
- 出来るだけ力を抜いて②の項目(顎を引いて,みぞおちを下げる)のみ意識する
- 1分程度持続
- 息を吐きながらみぞおちを下げる
- 首からかけたネクタイをピンッと伸ばすようなイメージ
自分で思っている以上に出来ていないこと多いので,
実際に行なっている姿を写真に撮ってもらって確認できればbetter
腰が痛くなる場合はしっかりみぞおちを下げるようにする.
- 手を大きく開いて膝を左右へ倒す
- 10秒かけて左右5回ずつ実施
- 胸,腰,ふとももの外側が伸ばされる感覚
- 痛い場合は無理しない程度にする
- 3秒かけて上げて,3秒かけて下ろす
- 10回を1セットにして,限界まで実施する
- お尻を上げた際にふとももの裏が攣(つ)りそうになる場合は
・足をしっかり引く・爪先をあげる(かかとで踏ん張る) - 腰を反らないように注意
まとめ
一概に筋肉のトレーニングやストレッチだけでは治しきる事は困難ですが,膝への負担を確実に軽減させられますので継続して実施することをお勧めします.