長く立っていると背中あたりが痛くなってくる原因は姿勢である事が多いです.
しかし,姿勢を治そうとしても逆にしんどいだけで背部痛は治りません.
それは良い姿勢を保つ事が体に負担になっているからです.
姿勢を改善するためには体の環境も同時に改善させ,楽に良い姿勢を保てるようになる必要があります.
この記事では背部痛に多い方の姿勢と体の特徴,対処方法をお伝えしていきたいと思います.
姿勢の特徴
多いのは猫背姿勢です.
猫背姿勢では脊柱を後方で支えている筋肉に持続的に負担がかかり続けます.
なぜ痛くなる?
猫背姿勢では上記の通り後方で支えている背筋に負担をかけ続けます.
筋肉が持続的に収縮し続けると,筋肉が常に張った状態になります.
筋肉が常に張った状態が続くと筋肉内に血流が滞ることで疲労物質が蓄積し,痛みやだるさへと繋がります.
こんな人は要注意!
- 仕事での立ち仕事が長く続くと痛くなってくる
- 歩いていると痛くなってくる
- 猫背になっているとよく言われる
- 夕方や夜,疲れてきた頃に痛くなってくる など
上記の状態で背中あたりが痛くなってきたり,だるくなってくる人は注意が必要です.
対処方法(体操)
猫背姿勢で硬くなる部分のストレッチと反復的な筋肉の収縮で血流の改善が必要になります.
◆胸椎伸展運動(パピー)
- 出来るだけ力を抜いて②の項目(顎を引いて,みぞおちを下げる)のみ意識する
- 1分程度持続
- 息を吐きながらみぞおちを下げる
- 首からかけたネクタイをピンッと伸ばすようなイメージ
自分で思っている以上に出来ていないこと多いので,
実際に行なっている姿を写真に撮ってもらって確認できればbetter
腰が痛くなる場合はしっかりみぞおちを下げるようにする.
◆ 肩甲骨内転運動
- 脇を5秒間開く(開ける範囲)
- 10回実施
- みぞおちをしっかり前に突き出すようにする
- 肩甲骨の内側に力が入っていればOK
まとめ
- 立っていると起こる背中の痛みは猫背姿勢による事が多い
- 猫背姿勢では背中の筋肉の血液循環が悪くなり疲労物質が蓄積し痛みやだるさになる
- 姿勢改善には身体の環境を整え,楽に良い姿勢を維持出来るようにならなければならない
- そのため,ストレッチや筋トレ+普段の姿勢を改善させる必要がある