運動が与える脳への影響について

 

コロナ禍と言う未曾有の事態により、ステイホームを強いられたため運動機会が激減した方も少なくないと思います。そして運動不足を解消するべく近頃ではウォーキングやランニングに励む方をよくお見かけします。

実は運動を行うことは単に運動不足の解消だけではなく脳の働きに対しても良い効果を及ぼすとの研究報告があります。

そこで今回は具体的にどのような効果を得ることができるか代表的なものを簡単にお伝えしたいと思います。

脳血流量の増加

運動を行うことで全身の筋肉が収縮し結果として血流量の増加が生じます。それに伴い脳へ届く血流も増加するため脳の働きが改善することが報告されてます。

認知機能の改善

運動を行うことで脳に供給される酸素や栄養素が増加し、認知機能の一部である注意力集中力の向上が期待できます。また、脳神経回路が活性化し、学習効果記憶効果の向上させる働きがあります。

抑うつの改善

運動を行うことでストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、エンドルフィンやセロトニンといった気分の改善やリラックス効果をもたらすホルモンの分泌が促されます。

 

今回は運動が与える脳への影響について簡単に説明させていただきました。

運動不足の解消以外にも様々な効果が得られるので一石二鳥ですね!

私も運動不足の解消と脳の働き改善のために積極的に運動を行いたいと思います。

なお、無理な運動を行うのではなく行える範囲から実施することが望ましいでしょう。

 

徳村太地